01  フォリス大陸  ダリア運河近郊

 突然のアラート。
 大多数の敵を撃破し、戦場が収束しつつあった頃敵の増援が空と陸から迫った。
 圧倒的物量と死を恐れぬ行軍。それが人類が今まで大地を失い続けてきた理由だった。



 海上の粟暉型戦艦から空から迫るM.O.Cに対しての攻撃。

 ――戦略広域制圧電磁投射砲。

 その対空用の散弾の衝撃波と爆炎でM.O.Cは粉砕されていった。(人類は、こう辛うじて制空権を完全に失わずにいる。)
 橋頭堡での補給を終え、上陸部隊と連携した701、801も陸の増援を撃破していった。
 その日、反攻作戦の第1段階であるダリア運河奪回作戦は無事終了。人類は失地回復の第一歩を踏み出した。



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